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「やまない雨」分析結果
本日は2020年8月12日に結果発表になりました妄想コンテスト、「やまない雨」について統計を示したいと思います。
自粛ライフの影響か、それとも、外部からの参入なのか、応募数が飛躍的に増加しているようで、審査を行うエブリスタの方々にとっては、「きりがない作品の雨」の回になったことだと思います。
ふふふ、応募数が多いのはこの1回で終わるはずがありませんね。
ではさっそく、統計の結果です。
【分析対象:127回「やまない雨」】
【作品数 1065件】
うわぁ、久しぶりの1000越え、いきましたね。
まず最初に全応募作品のジャンル別の割合を示します。横軸がジャンルで縦軸が割合(パーセント)になります。
これはお題の種類により違いがあると思いますが、今回はヒューマンドラマと恋愛が高い比率を占めました。
予想通りですが、この二大カテゴリーは妄想コンテストの鉄板なようですね。
それから青春、現代ファンタジー、ファンタジーですが、それに続いて詩・童話・絵本という珍しいカテゴリーの作品が多く見られました。
お題がお題だと、そういう角度から応募される方も多々いらっしゃるんですね。
さて、次にジャンル別の受賞の割合を示したものが下になります。
※ここでいう「受賞」とは、大賞・準大賞・入賞・佳作・超短編賞・続きが読みたい賞・トンデモ賞および優秀作品を指し、ピックアップルーキー賞は除いています。
今回、応募総数が多かったのですが、上記で定義される受賞枠は変わらず33作品と、門が狭くなっています。
【全体の受賞比率 3.1%】
いつも激戦ですが、さらに厳しくなりました。
次に各カテゴリーの作品の受賞率を示します。
歴史が飛び抜けているように見えますが、ジャンル歴史は応募数が8作品のみで、受賞は1作品でした。今回は恋愛の受賞率が低く、ファンタジー系およびSF・ミステリーが頑張った回となっております。
恋愛系のストーリーにつきましては、どうしても既視感が強いものが集まってしまったのではないでしょうか。(と推測します)
「詩・童話・絵本」の受賞がなかったのは惜しまれるところです。
ちなみに過激表現の応募作品は【23作品(2.2%)】ありましたが、受賞は【0作品(0%)】でした。
さらに連載中あるいは休載中が【85作品(8.0%)】もありましたが、これらで受賞したものは【0作品(0%)】でした。
では、その次に紹介させていただくのが、「文字数ごとに分けた場合の、応募作品の割合」になります。
ここでX軸の1から14までの数値は、読書時間、つまり文章の長さを示しています。1分当たり600文字です。
ただし、「読書時間1分」は「100から600文字」、「読書時間14分」は「7801から8000文字」と範囲が狭くなっています。
今回の応募も、例に漏れず少ない文字数の作品が多く、そして14分ギリギリの作品も多く投稿されています。
では、今度はそれぞれの文字数ごとで、受賞率がどのように違うのかを調査してみました。
今回は不思議なことに、少ない文字数でも受賞している作品が目立ちました。割合を算出してみますと、16作品、約半分が3600文字以下となっています。
この統計学での分析結果がエブリスタのスタッフの知るところになってしまったのでしょうか。それとも審査のローテーションで傾向の違いがあるのでしょうか。
14分がへこんでいたのは珍しいと思いました。
ただ、大賞、準大賞とも、文字数は多い作品ですので、上を狙って8000字ギリギリを攻めるというスタンスは正しいかと思います。
本日は以上です。
これでしばらく統計対象の結果発表がないようですが、時々いろいろな情報を発信してまいります。
(明日は「エブリスタの秘密」で、コンテストのなるほど分析情報をお届けします)
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