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妄想コンテスト直近8回分の統計調査
本日は、妄想コンテスト直近8回分の応募作品および受賞を集計しましたので公開します。
カテゴリーは受賞の有利不利とは直接関係しないという結論は得られていますが、お題によって応募作品の傾向がどのように違うかどうか、予想しながら読まれてもたのしいかもしれません。
1ぺージ目の全集計結果は、後ほど書き換えますが、まずはこちらのページで結果を提示します。
集計対象:【120回「そして私は叫んだ」(大賞はNilさんの「境界クオリア」でしたね)~127回「やまない雨」(公開時点で発表された最新の結果になります)】
集計作品数【5624作品】←半自動集計なので、別に大変じゃありません♪
(1コンテストの平均応募数は703作品)
【全応募作品】
全体の応募作品の中では、ヒューマンドラマが1位のカテゴリーのようです。20%超に達します。あらゆるジャンルに対応できる、マルチプレイヤーとなっております。
2番目は多くの物語における重要な主軸であり最高のスパイスである、恋愛でした。時には甘く、時には苦く、時には酸っぱく、そして時には辛い思いをするカテゴリーです。(ちなみにここで「辛い」を「からい」と読んだ人は釣られています。正しくは「つらい」です。ふふふ😏)割合は15%を超えます。
やっぱりこの二大勢力が妄想コンテストの鉄板のようです。ファンタジー系が席巻するウェブ小説の世界で、大人カフェのような空間があるのはいいことですね。
他、コメディや青春も10%近い割合を示しており、エブリスタというプラットフォームの網羅するカテゴリーの広さ、懐の広さを感じさせます。
【120回 そして私は叫んだ】
643作品の応募がありました。
叫びたい理由は様々だと思いますが、恐怖の叫びも含めて、ホラーが若干多めになっておりました。
また、ドタバタ劇を描いたのでしょうか、コメディーも多めとなっておりました。
ヒューマンドラマと恋愛での雄叫びは健在です。
【121回 負けられない戦い】
468作品の応募がありました。この回は若干少なめだったようですね。
ヒューマンドラマは健在ですが、戦いというお題だけに恋愛が控えめになった回でした。
一方、青春やコメディーが抜きんでており、審査するエブリスタの方々は様々な戦いを目にしてこられたのだと思いました。
【122回 それからの日々】
691作品の応募がありました。平均的です。
お題から想像されますように、ヒューマンドラマが目立っている回になっています。
それ以外は平均と同等、もしくはそれよりも若干少なめとなっています。
カテゴリーが集中すると、審査する側は読んでいて既視感が強いような印象を受けると思うのですが、どうなのでしょうか。
【123回 お金がない】
580作品の応募がありました。若干少なめの回となっています。
お題から連想されますように、ヒューマンドラマ及びコメディが目立った回となっています。
この統計からしますと、お金がなければ恋愛も青春もできないようですね(笑)。
そして、貧しいことはさまざまなドラマを呼ぶのでしょう。
ついでに笑いも呼ぶみたいですね。
【124回 花言葉】
900作品の応募がありました。多いですね。魅力的な題材を選んだことにより、この回の審査チームはカオスになってしまったことでしょう。
今回は、前回の鬱憤を晴らすがごとく恋愛が伸びています。ついにヒューマンドラマを抜いて1位に躍り出ました。花と恋とはどこか似た者同士なのでしょうか。
ちなみに気付いたことですが、応募作品の中では、花言葉の意味を明確に示している作品と、本文中に明確に書かれていない作品が存在しました。しかし、受賞作品を読みますと、前者の方が審査している方にウケが良かったのではないかと思います。
これだけの作品数がありますと、審査中に意味を調べる必要がある物語はごめんこうむりたくなり、本文中に書いてある作品に対しては親切だったかもしれません。
また、このお題のせいで、この回の審査チームはさまざまな花言葉を暗記してしまったのではないかと思います。夢にまででてきたに違いありません。
【125回 取り合い】
521作品の応募がありました。若干少なめだったようですね。
今回はコメディがヒューマンドラマに肉薄する応募割合となっています。
さまざまな取り合いのドタバタ劇が繰り広げられたと思うのですが、妄想コンテストは常に、受賞枠を巡っての取り合いに違いありません。
少しでもこの統計学や「エブリスタの秘密」が皆様の取り合いに役に立てることを祈ります。
この回と前回、コンテストに久々に参加したのですが、残念ながら撃沈してしまいました。
少なくても500以上の応募がありますし、優秀作品以上に入らなくても良作はたくさんございます。
優秀作品の枠がせめてもうちょっと広くてもいいんじゃない?って思ったりします。
【126回 あなたを選んだ理由】
756作品の応募がありました。
全体の傾向としましては、平均値とほぼ似た分布を示しています。あなたを選んだ理由には、きっと色々あるのでしょう。様々な方向からのアプローチが可能だった回だと思います。
ところでこのお題を見た時に、wacciの「別の人の彼氏になったよ」という曲を思い出しました。
話題を呼んだのでご存じな方も多いかと思います。
一番と二番の間で思いっきり印象が変わるわけですが(ミスリードともいえますね)、もしもそんな物語が書けたら応募したんだろうなぁと思いました。
【127回 やまない雨】
1065作品というとんでもない数の応募がありました。
以前に1000を超えたのは100回記念の妄想コンテスト、「100」の時だったのではないでしょうか。
エブリスタの審査の方は、千の風のごとく読み込んでいたに違いありません。
この回も全体的な傾向は平均的になっておりますが、お題がしんみりした雰囲気を醸し出したせいか、さすがにコメディだけは鳴りを潜めてしまいました。笑わせられる雰囲気ではなかったんでしょうね。
さて、最後にお楽しみですが、これら全体の応募作品のうちの、それぞれのカテゴリーでの受賞率を示します。
蓋を開けてみますと、今まで話題に上がってこなかった「歴史・時代」が抜きん出ています。8コンテストを集計したところ応募総数は40作品、全体のたった0.7パーセントでしたが、そのうちの6作品が受賞しております。
数が少ないため確定的なことは言えないのですが、歴史物の小説を書くことができる方は、日頃から物書きを研鑽されており、筆力が高い方が多いのではないかと思います。
その他については大きな違いはなさそうですので、規模を大きくして検証した結果でも、カテゴリーはご自身の得意とするものからのアプローチでよろしい、ということになりました。
本日は以上です。
ちなみに次回更新でお示しする統計の内容については、この流れから予想できてしまうかもしれませんね。
※画像は10-20kbと非常に軽くできています。ギガ食わないのでご安心ください。
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