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その日の夜、22時過ぎ。
我が家のリビング。
『今日はプール…ありがとう。付き合ってもらっちゃって…。』
「ううん、そんな全然。わたしも楽しかったし…。また三人で行こう。」
アイスコーヒーを飲みながら、柚希さんが微笑む。
『でも、本当に柚希さんの泳いでる姿…綺麗だったなー。水を滑ってるみたいに進んで行く感じ?何かね、わたし見惚れちゃった。』
「それ本当…?」
『う、うん…///。』
柚希さんが、わたしの顔を覗き込む。
「じゃあ、作戦成功だ。」
『作戦…成功?』
「そう…。わたしだって、たまにはイイとこ見せたいもん。」
『ハハハハ…。何それ?そんなこと考えてたの…?』
「うん…。」
綺麗なお姉さんが、照れた表情で俯く。
『わたしからしたら、柚希さん…イイとこだらけなのにな…。』
「えっ?」
『容姿は勿論綺麗なお姉さんだし、スタイルいいでしょ?仕事は出来るし優しいし、頼りになるし。悠とも、嫌な顔せずいっぱい遊んでくれる…。もうね、言うこと無し♪』
「……///。」
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