わたしで、よければ…

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土曜日、11時半過ぎ。 目的地の、牧場に到着した。 牧場といっても、そういう名前なだけで、動物がいる小型のレジャー施設といったところ。 バター作りなどの様々な体験が出来たり、動物と触れ合えたり、ちょっとした乗り物があったり。 「着いたー。」 「着いたね。」 『お天気でよかったね、風も無いし…。』 車で小1時間程の、高台にある施設。 風があると、なかなか寒いのだ。 「まずは、どうする?何から見たい…悠君は?」 「うーん……。どうしようかな?」 そう言いながら、わたしの前を、当たり前のように手を繋いで歩く、デニム姿の二人組。(笑) 足元は、色違いのお揃いスニーカー。 (↑ちなみに、わたしもですが(汗) 「まずはシープドッグショーかな?ちょうど始まる時間みたいだし…。」 「あのヒツジさんいっぱいの??行く行くー!ゆきちゃん、こっちだよ〜。」 「はいはい。ちょ、悠君…いきなり走らないでー!」 施設案内の紙を片手に、一番奥のシープドッグショーまでの緩い下り坂を、悠に引っ張られて行く柚希さん。 『悠、走らなくても大丈夫だから!もう、転ばないでよ〜。』 「はーい。」 まぁ、それでも悠さん聞かないけどね。(汗)
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