作品紹介

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【これだけ読めば上巻がわかるあらすじ】 ・江戸編  開国を良しとしない【大陰陽師・土御門靖明(つちみかどやすあき)】は人柱を用いて京都を結界で隔離。新政府の重鎮は囚われの身となった。  西洋兵器に恐れをなして戦に消極的だった【徳川慶喜】も、この混乱に乗じて挑めば勝機ありと水面下で戦争の準備を始めている。このままでは全面戦争不可避として、【幕臣・勝麟太郎(勝海舟)】と【老中・板倉勝静】が立ち上がった!  二人は【勝の門人・本田政之助】を加え大阪行きの船に乗り込む。そこには、京都から幕府に派遣されていた美貌の【陰陽師・九条晴時】がいた。  靖明の弟子である九条にスパイ疑惑がかかるが、今は頼る手なしと協力を申し込む。強大な陰陽師と互角に戦うため、勝の友人であるアントン・ポートマンの推薦を受け【銃の達人・ローレンス】も連れて行くことにした。 ・上京編  大阪では、なんと難を逃れていた【木戸準一郎(桂小五郎)】に遭遇した。勝の交渉により、共闘を約束。木戸配下の【少年剣士・田川栄三郎】を一悶着ありながら仲間にする。  幕府の要人である勝が京都に乗り込む訳にはいかないため、本田に後を託し木戸と合流へ向かう。九条は無事に結界を突破、更に結界の気でパワーアップし通訳の術でローレンスと会話が可能になる。 ・入京編  ひとまず無事だった薩摩藩の屋敷に匿われた四人組。  本田は九条に連れられ、情報を得るために【女陰陽師・お恋】に接触した。更に、九条の【兄弟子・烏丸宗煕(からすまもとひろ)】と遭遇。彼らは元々卑しい身分であり、靖明に拾われ育てられたことが九条から語られる。  一方、木戸の元へ向かう勝は靖明の配下の【陰陽師・火革阿修羅彦(ひかわあしゅらひこ)】と戦闘を開始。激闘の末、これを撃破した。  異常を感じ取った靖明は弟であり【陰陽寮のトップ・土御門晴雄(つちみかどはれたけ)】を連れ儀式を行い状況を探る。その際、外に出られないことを不満に思っていた【皇太子・睦仁(むつひと)】が御所を逃げ出してしまった。  睦仁の家出に気付いた靖明は、京都見廻組ならびに新撰組に命令し捜索を開始。  別行動を取っていた本田たちも屋敷に戻る最中にその巻き添えを食らうことになる。  以降、本編にて――
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