総射琉死単栖

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 夜の7時を過ぎた頃。いつもの場所に皆が集まった。総長はその様子を見て「ん、」と頷き、大きく息を吸った。 「...今回は、どうしてもお前らに伝えたい事がある!命に関わる大事な事だ!!」 「どうせ大した事じゃないだろ」と、総長の隣に立つ佐々木は首をゴキゴキと鳴らした。  「...最近、そこら辺で変な感染症が流行ってる!お前らには、この感染症にかからないように気を付けて欲しい!!」 「......はぁ?」 総長の言葉に、佐々木は思わず声を漏らした。何を言ってるんだこの人は。そんな事を伝えたくて俺達を集めたのか? 「つーわけで!今日からマスクの着用を義務化する!!あと手洗いとうがいもしっかりする事!!以上!!!!」 「......保健の授業かよ、」 「アホだろ」と呟いた佐々木の言葉は誰にも届かず。 集まった奴等は「は、はぁ~い......」と戸惑いながら返事をしていた。  「...総長。まさかこれを言いたくて俺達を集めたんですか?」 「あ?おぅ。お前らアホだから、どーせ気にしてなかったろ?」 「...まぁ、そうですけど」 「あの病気、かかると大変らしいから気を付けねぇとダメだぞ?」 「...はいっす、」 真面目なのか、不真面目なのか。 佐々木は総長の横顔を見て、「はぁ」と溜め息をついた。
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