看守ソイン(執着)

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「っ…ァ、ゃあ゛……ッ!!」 背中が熱かった、ソインの鋭い爪により傷つけられる痛みと先ほどまでスウンを受け入れてた下半身にあたえられる快感で頭の中はグチャグチャだった。 奴隷だったときもだがアメとムチの匙加減(さじかげん)が絶妙でギリギリ壊れないように遊ぶ天才は暗い表情で俺を食い入るように見つめていた。 ソインは俺に大きな布を頭からかぶせると「声を出すな」と言って運び出し彼の住んでる部屋に移動させて奴隷生活していたとき俺がお仕置き部屋と呼んでいた場所にいれられた。 縄に吊るされながら痛みと快感でぐったりした俺を今度は痛みも体の熱も忘れるぐらいの冷たい氷が浮かぶ水風呂にいれ休むことも寝る事も許さないとばかりにコレを交互に続けること何日が過ぎただろう… …こんなルートを俺は知らない。 スウンは無事でいるだろうか 自分のことよりスウンの身が心配でソインに 「俺が誘った。」「彼は悪くない!」「スウンに手を出さないでくれ」と俺の言葉なんて聞くはずも無いと分かっていても頼まずにはいられなくて痛みと快感で朦朧としてるときも水風呂にいれられてるときもソインに同じ言葉を繰り返し、出されるご飯や水に手もつけず脱水症状と睡眠不足でぶっ倒れるまで続けたていた。 目が覚めると暗闇のなか枕もとにソインがいて俺を見下ろしていてるから口を開こうとすると「分かったから黙れ」と身をかがめたソインに口移しで水を飲まさた。 見上げる金の瞳の縦に長い瞳孔に映る俺が2重に見えて頭がぼんやりとしていたがソインの言葉に、これでスウンは大丈夫だと思ったら意識がストンと落ちてしまった。 俺はソインが約束を破らないことをよく知っている。 次に目が覚めたら俺の背中を手当しているスウンがいて俺は震える指先で顔のラインをたどり彼の胸の上でとめれば指の下でトクトクと力強く動いてるのを感じて「無事でよかった。」と俺はスウンの胸に頭を押しつければ彼の手が俺頭にのせて髪の毛を撫でてくれた。 「まだ、休んでいろ。」ともう1度寝かしつけようとするスウンに あれ、スウンはこんな声をしていただろうか?と疑問が浮かんで 何故かトゲが刺さったような引っかかるものを感じたんだけど スウンに官能的なキスされて金色の瞳で見つめられると何も考えられなくなってそのまま眠りについてしまった。
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