忘れ物

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忘れ物

ガスの切れたライター何度も振って 灯した火は頼りなく 今にも消えそうさ 唇を尖らして 息を吹きかける 明るさが暖かさが ボクの心の奥を照らした ボクらはいつでも 足元の光に ガラスの破片に 気づかずに 踏みつけてばかり 月の光とスマホのライトで 夜道を歩こう 光を探して それが微かな光だとしても すくい上げよう 手の平に 掲げよう 愛とともに
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