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「あー、よかった。この冬も駿君カイロがそばにおけそうで嬉しい」
「俺がカイロ?? なんのことだよ」
「去年ね。駿君が一緒にいる夜はあったかくて、すぐに眠れたから……。あれ……なくなっちゃうんだって……あのとき、泣いちゃったわ、」
セフレ解消で離れた時に、駿との一年間をひとつひとつ思い出しては、冬の時の思い出に涙に暮れたことを思い出す。
「知らなかった。でも、もう一緒に住んでいるから、ずっと一緒だ。今年も寒いときは俺がいる」
なんて。真広の腰をさらに抱き寄せて、逞しい胸元へと近づけてくれる。
「今年も一緒だね。新居にも、おっきなベッド入れたし」
「あ、思い出しちゃうんだけど。あのベッドを選ぶとき、エロいこと考えていただろ」
「え、それ駿君でしょ。俺の力だとすげえ跳ねそうとか言っていたじゃん。えっちな想像もしちゃうよ。もう鍛えている力でぐいぐいくるんだから」
「でもさ。あのベッドで正解だっただろ。いい角度で、いいかんじで真広の好きなところに、俺のがあたる……、それもリズミカルに。その時の真広の、声に顔……最高だよ」
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