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今度はこそっと耳元で囁かれ、もう奥の芯に一気に火がついてしまい、真広の身体がかあっと熱くなった。
「私より、そっちがエロいじゃん。もう家に帰って、そっちのベッドでしたくなった」
「あはは。だめだめ。ホテルはホテルで、真広がエロくみえるの」
「……なんの話してんの、私たち……」
待ち合わせて会ってから、アレの話しかしていない気がする!?
「けっきょく、私たちって、セックスから始めて良かったんだよね、きっと」
「そうかも。最初に身体に対して遠慮しなかったというのは、今後もすごーく愛していける基礎でもあったかも。俺、自信がなかったんだけど、真広お姉さんが手取り足取り教えてくれたんで――」
「手取り足取り!? そっちじゃない、そっちが私のカラダのあちこちを――」
「おかげで。真広も、すごい感じやすくなってくれたよな~。俺たち、カラダの相性も良かったとおもうんだ。あんなに、かんじてくれる女、俺も手放せないよ」
「いま、頭の中に浮かんだ、私の顔、早く消して!」
「やだ。はやく目の前で再現させる。今日はエロい声、遠慮なく出してもらおう」
「エロい声って!?」
また、アレの話してるし!? 真広は一人で勝手に赤くなったり、身体が熱くなったりしている。
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