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「それ以外って……、身体のことですか」
「ええ、まあ……。他は煩わしいけど、って意味……かな」
ああ、もうこれでおしまいかな。
はしたいな女だと思われただろうな。
あいつの姉ちゃん、エロいことしか頭にないとか言われちゃうのかな。
ううん、彼がそんな人じゃないと思いたい。二度しか会っていないけど……。
「それ、俺と一緒じゃないですか」
真広がひけらかした欲望を嘲笑うわけでも、蔑むわけでもなく、彼のイメージのままの真剣な顔がそこにある。
「一緒って……」
「恋人の面倒くさい付き合いはいらないけれど、身体は欲しいってヤツです。いやでしょ、そんな男」
「っていうか。そんな女もいやでしょ」
「お姉さんなら、いいですよ。ちょうど、どんなお人かわかる食事も二回したことだし、面接みたいなのは終わってるじゃないですか」
「面接……。あれをするだけのための、面接……？」
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