18人が本棚に入れています
本棚に追加
「1杯目はビールでいい?」
「はい」
あの人が注文する。
馴染みのお店なので店長さんも私のことを知っており、あの人のことも私のことも「先生」と呼ぶ。
「先生、いつもは食べないけれど…今日はこれにしてみますか?」
メニューから選ぶというより、店長さんがお料理を考えてくれていて、いつもその通りにお願いする。
私がいると色々と気を使ってくれて、毎回同じにならないように配慮してくれるのだ。
一通り注文を終えると、いつもの雑談が始まった。
最初のコメントを投稿しよう!