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唇に着いたクリーム舐めてからユノ君、めちゃくちゃ僕を意識してるよね(笑)
もしかしてこういうの慣れてないのかな??って僕もだけど。あ、ルイには無意識でいつもやってるけど。
あ~//ユノ君が意識しちゃったら、僕まで意識しちゃうじゃんか//男相手に何考えてるんだろ僕は・・//
「「・・・・・」」
お互い、変に意思しちゃって無言になる。
「すみません、こちらのお皿お下げしてもよろしいでしょうか?」
暫くして沈黙を破るように店員が声を掛けてきた
「あ、はい//」
「混んできちゃったし、そろそろ出ようか?」
「そうだね」
店が混雑してきたこともあり、僕たちは店を後にした
「まだ時間大丈夫?」
「うん」
「どこか行きたい所とかある?」
「・・特にないけど//」
「じゃあ、ちょっと歩こうか?」
「そうだね」
二人、離れずくっつかず微妙な距離を保ちながら歩いてると、互いの手が触れた。
さっきからソワソワして(笑)もしかしてユノ君、手とか繋ぎたいのかな??
あぁ//なんか青春って感じ!?
ルイじゃないけど・・手くらい繋いじゃってもいいか(笑)
僕は当事者じゃないから、楽観的というか、客観的に見れるしなんか余裕(笑)よし、僕から繋いじゃお♪
スッとユノ君の手を繋ぐと握り返された手
見つめ合い微笑みかけると、夕日のせいかさっきよりも赤く染まる頬
え・・?ちょっと待って。この状況ってヤバくない??
そういう雰囲気にしない筈だったのに(汗)
自らそういう雰囲気に持って行っちゃったよ//僕のバカ//
あぁ//ほら、ユノ君勘違いしちゃったよ・・
あ、勘違いじゃないな・・僕は今、ルイだった//
二人は付き合ってるんだし、そうなるよね・・
近付いてくる唇に、どう逃げようか??と必死に頭をフル回転させた
ピロリン♪
「あ、ちょっとごめん//」
ルイ、ナイスタイミング!!
咄嗟に離された唇に、ホッと胸を撫で下ろした
それはルイからのLineだった。
”ジェジュンごめん!そう言えばユノ君とカフェに行く約束してた!”
”もう!!遅い。もう行ってきた!!”
”え?そうなの??良かった。私甘いもの苦手だったから”
”じゃあ、なんでそんな約束したの?”
”え~?だって、女子は甘いもの好きな方が可愛いでしょ?”
”意味わからん!!もう帰るから!”
”分かった!私ももうすぐ帰るよ~!”
「ごめんねユノ君。行こっか」
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