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再び歩き出すー
「今日はありがとう。楽しかった!」
「、、うん」
「もう、そこバス停だからここでいいよ?」
「、、うん」
「じゃ、また明日ね?」
「、、うん」
ユノ君、さっきから無口だな、、
なんか気まずいじゃん、、
「きゃ///」
「危ない!!」
曲がり角から飛び出して来た自転車にぶつかりそうになったと同時に景色がくるりと反転した
「、、ユノ君//」
少し後ろを歩いていたユノ君に抱き留められ、重なった唇
ぇ、、?
ベタなシチュエーションと不意打ちのキスに一瞬思考が停止し、数秒後に我に返った僕はびっくりして目を見開いた
まさか、初キスが男だなんて、、
でも、あまりのキスの気持ち良さに、我を忘れユノ君の首に手を回し自分から強請るように舌を絡ませた
あ、、!!
車のクラクションにふと我に帰った僕は、ユノ君の胸を押し逃げるようにバスに飛び乗った
「じゃ、またね!!」
「うん、、」
バスの中から、ポカンと突っ立ったままのユノ君に手を振ると1番後ろの席に座った
唇が燃えるように熱いー
自分でもびっくりするくらいドキドキと異常な心音を落ち着かせるように大きく深呼吸した
僕、、なんであんな事。
自分の行動を思い返して恥ずかしさが込み上げてくる
ユノ君は僕の事、ルイだと思ってるんだから仕方ないよね。2人は付き合ってる訳だし、、でも、2人にとってこれが初キスだったんだよね?きっと。ユノ君のぎこちなさ的にそんな気がする、、
どうしよう?キスした事、ルイ話した方がいいかな??
でも、なんで言ったら、、?
ああ"もう!!
頭をぐしゃぐしゃと掻き毟った
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