5人が本棚に入れています
本棚に追加
結局帰宅するにあたり、偶々事故にあってから様々な調査や病院とのやりとりの為に同行していた警察の方からの、
「もしよかったら、家まで帰るにも大変だと思いますから送りましょうか?」
というあたたかなお心遣いに甘えて、警察車両に乗せていただいて帰れることになった。
この瞬間、事故にあった為でなければ、初めて警察車両に乗れることが嬉しいと思ったかもしれない。
だが、この時の私は、それすら考える余裕はなく、ただぼんやりと窓の外を眺めていた。
最初のコメントを投稿しよう!