夏。住宅街。ツキちゃん。
13/14
読書設定
目次
前へ
/
15ページ
次へ
ツキちゃんがゆっくりと重心を後ろへ落とす。鉄棒の後ろ回りをするみたいな気軽な感じで。 あたしはツキちゃんに手を伸ばす。 ツキちゃんはソレをあざけるみたいにさらに体を傾けて、それから消えた。手すりにもうツキちゃんはいない。 下を覗き込むと、真っ逆さまに落ちていくツキちゃん。綺麗な髪の毛が扇みたいに広がっている。ツキちゃん。 いつも閉じられている筈の目が、しっかりと開いていた。 笑顔を浮かべて。
/
15ページ
最初のコメントを投稿しよう!
0人が本棚に入れています
本棚に追加
広告非表示!エブリスタEXはこちら>>
前ページへ
次ページへ
スターで応援
4(あなた 0)
小さく
文字
15
大きく
狭く
行間
1.8
広く
白
黒
クリーム
ゴシック体
明朝体
まとめてページ表示
指定なし
5ページ表示
10ページ表示
15ページ表示
ページコメント表示
ページスタンプ表示
最後に読んだページを自動で保存
最初のコメントを投稿しよう!