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コンビニ店員の吉田真一は、5分前にお客から電話がきた。
その内容が
「もしもし、××店です。」
「ああ、俺だよ。金村だ」
と言い吉田真一は
「金村様? 失礼ですがどちらの金村様ですか? 」
と汚い敬語で聞く
「俺だよ。金村だよ。分からないのか? まぁ、いいや俺の好きな煎餅を用意しておいてくれ、あと、5分ぐらいで店に着くから」と言って一方的に切られた。
電話の相手は金村で、お年寄りのような声だった。
吉田真一は、我に返りこみ合ってきた店内のお客を裁いて行きながら煎餅について考えた。
少し、お客を裁きつつ、バックヤードに行きお客名簿を確認するが、金村と言うお客の名前はなかった。
吉田真一は、言い方に考えるためにもしかしたら、店を間違っているのと願った。
すると、店に遅れてきた店長が出勤する。
何事もなかったように爽やかに接客をしていった。
数分したときに、眼鏡をかけた年配の女性が吉田真一に話しかけてきた。
「あのう、金村の使いできたのですが、煎餅は用意できましたかね? 」と聞いて来たので吉田は、本当に来たと思い少し慌てていると、横から店長が
「ああ、金村さんね。じゃあ、これだね。 」と言ってバックヤードから、世間でも有名な煎餅だった。それを渡した。
その使いの人は、他にも買っていき店をあとにした。
店長は、「吉田君。分からないことあったら、何でも聞いてよ。 」といってきたので
吉田は、少しイラットしたが、
「はぁー」と少し返事をした。
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