横浜デートの計画と・・・。

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横浜デートの計画と・・・。

あっという間に、美穂の土曜の仕事が終わった。ふぅ。今日は、遅番だから、21時まで働いた。明日は、和希とのデートだ。天気予報をチェックすると、降水確率0%の晴天とある。和希にメールを打つ。 【明日は青空みたい】 【カズキくん、バイト終わった?明日は、楽しみにしていた横浜デートだね。明日は青空みたいだけど、どこで待ち合わせよう。渋谷から東横線で行くよね?】 【楽しみだね】 【先週と同じ、南口の花屋前でいいんじゃないかなぁ?どっちにしろ、新宿通るっしょ?】 【花、押し売りされないようにね】 【また、花を買わされないようにね。映画のチケット、予約していい?真ん中より後ろがいいよね?10:00~だから、余裕をもって、8:30くらいに待ち合わせる?】 【あはは、花、ね】 【あれは、初デートで緊張してたからだよ。今回は大丈夫。8:30でいいよ】 【あのさ】 【電話で話せない?ちょっと話したいことがあるの】 美穂がそうメールで打つと、和希からすぐに電話があった。 「もしもし、美穂?何かあった?」 「言い忘れてたんだけど・・・坂上店長って、ホント素敵だね」 美穂は、双子のバースデーケーキの話をした。 「機転が利いて、柔軟性があって、優しくて・・・あたし、坂上店長みたいな店員になりたい」 「なれるよ、美穂なら」 「簡単に言う~!!」 「美穂は素直だから、吸収力があるんだよ」 「それって、褒めてる?」 「美穂のそういう素直なところが滅茶苦茶好きだ」 うわっ、好きとか言われちゃった。やっぱり、嬉しい。 「次になんていうか分かる?」 和希がいたずらに聞いた。 「え?何かな?」 「今すぐ抱きしめてキスしたい」 きゃ~、きゃ~、きゃ~!!妄想、妄想がっっ。 「想像しちゃうじゃない」 「僕のキスの夢を見て、お眠りください。お姫さま」 「もう、カズキくんたら。『王子様のキスを夢見て眠ります』」 「あはは、おやすみぃ。明日なっ!」 「うん。楽しみにしてる。おやすみなさい」 幸せな気分で眠った2人だった。
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