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神様からの蜘蛛の糸
神様が蜘蛛の糸を地獄へ一本下ろす。
「どうぞ どうぞ」
と譲り合い。
神様が聞きました。
「なぜ譲り合うのだ?」
男は言った。
「私はお国の為とは言え人を殺した。」
女は言った。
「私は敵軍に犯されできた子を水子にした。」
若者は言った。
「僕が祖母に移してしまい、死期を早めた。」
神様は、蜘蛛の糸を片付けて、
虹の橋を造りました。
「みんな一緒にこっちにおいで。」
みんなは、仲良く天国へ逝きました。
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