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ヒロイン始めました!
「へんしーん」
いつものように俺は、変身前にテーブルを広げ、カップうどんにお湯を注ぎ、戦いが終わってから食べる準備をして、愛車ベスパで公道を法定速度で走りながら変身した。悪の秘密結社「優しくしてね」の怪人を倒すために。
今日の舞台はいつもの駅前広場で相手は新型怪人、旧型と違い見た目はどう見ても人間だ。
今日の怪人は武器を装備していた。バズーカ砲だ。
よく寝起きドッキリで音と煙が出るバズーカ砲があるが、それと同じできっと驚かすだけで殺傷能力の無いものだろう。その証拠に武器を持っているのに善良な市民に通報されることもなく平然と天下の駅前広場に居やがる。
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