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「おやっさ~ん」
扉を開けると見知らぬ女の人がおやっさんと喋っていた。
か、可愛い。黒髪ロングに膝丈のプリーツスカート、黒スト、そしてここが肝心なんだが、貧乳!ドンピシャど真ん中どストライクだ!
「お疲れさん、カップうどん食うかい?」
「もちろんだ、おやっさん。それでこの人は?」
「この娘はな、橘研究所の秘蔵っ子、沙織ちゃんだ」
橘研究所というのは悪の秘密結社「優しくしてね」の組織や怪人のことを分析するためにおやっさんが作った研究所のことだ。
「初めまして。只今ご紹介に預かりました沙織ちゃんで~す。さおりんって呼んでね!」
な、なんだ、ぶりっ子キャラか?見た目のイメージと違うぞ。
「さおりん、正義のヒロイン始めました!よろしくね!」
おやっさんが補足説明をした。
「いや、怪人の相手をお前さんだけに頼むのも悪いと思ってな。研究所では怪人の研究をしてもらってるんだが、現場にも出てもらうことにしたんだ」
「お前さんだけじゃ頼りにならないから、さおりんも現場に出るのよん!」
「なんだとぉ!」
「まあまあ、仲良くしてくれよ。それで今日の怪人はどうだった?新型怪人か?」
俺は釈然としない思いを抱えながらも、今日の顛末を教えた。
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