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もう家に帰ることは出来ません、兄妹はあてもなく森を彷徨いました、とにかく眠る所を探さないと。
月明かりを頼りに、森の中の獣道を歩いていると、ポツンと明かりが見えました。
近づいてみるとそれは1軒の古いおうちの明かりでした。
「すみませーん、誰かいませんか?!」
でも、返事は返って来ません、ヘンゼルがドアに手をかけると、扉はひとりでに開きました。
まるで「どうぞ、お入り下さい」と言っているようでした。
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