お客様

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貢は着てきたTシャツにボクサーパンツ姿で浴室から出る。 清水優太は貢を見て緊張が増したようだった。 「あの…、いきなりしてもいいの?」 緊張しているわりに欲望には忠実だ。 それもそうだ。生まれてから今まで満たされていないんだから。 「いいよ。シよ」 狭い部屋の端に敷いてある布団に座っている優太の肩に手を回して深くキスをした。 カバンの中からローションとゴムを出して、フローリングの床にそっと置く。 「ん…」 おそらく初めての刺激であろう優太は、貢をおし倒してTシャツの中に手を滑らせた。 貢はそろそろと優太のふとももに手を伸ばしていく。 優太の欲望のそれは膨張していた。 「すごい…」 下着をずらすと跳ねるように飛び出す。 「洗ってきたから…、入れても大丈夫だよ優太くん」 愛撫なしにいきなり入れてくると思っていたが、優太は貢の着ているものを全て脱がせて、胸の突起を吸ってきた。 「‥ぁ‥っ」 たどたどしい刺激に、貢は戸惑いつつ身をよじる。 言葉にならない貢の吐息に優太の理性が飛んで、音をたてて乳首を吸っていた。 「痛い…、舐めて‥そこ」 刺激が強すぎて貢は懇願する。 「あっ‥、ごめんなさい」 優太が急いで体を離そうとするが、貢の腕が絡んで引き止めた。 「舐めて、もっとして…」 加減がわからない優太にさりげなくアドバイスしながら行為を続ける。 「…ん、そこ…‥気持ちいい‥優太くん……」 ふわっとした枕に顔を沈めて、貢は目を閉じて快楽を追いかけていた。 貢は無意識に優太のそれを握って上下に動かしている。 「やめて、貢さ…」 自分を握っている手をそっと離さして、たどたどしい手付きでゴムをつけていた。 「貢さんの中でイきたい」 無言で頷いて貢は足を大きく開いた。
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