お客様

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「ぁぁ…‥」 ゆっくり入ってくる優太の太いそれに貢の全身が震える。 「大丈夫です‥か?」 なにもかも初めてで不安そうな優太の声が聞こえた。 「優太く‥ん、動いて…」 貢は腰を上げて誘惑する。 「お願い…動いて…‥」 優太は腰を曲げて貢の首筋に顔を埋める。 「…すいません」 そうしてゆっくり動き始めた。 「あ…は…っ、…」 だんだん激しくなる動きに貢は優太の背中にまわしている腕の力を強めた。 「痛いですか?」 「気持ちい…いよ…あぅっ‥、あぁ…ん…っ」 ローションのせいで卑猥な音が部屋中に響く。 「貢さ…‥!‥‥」 優太の上半身がびくっ、と大きく跳ねた。 「…ん‥」 中でどくどくと動くかすかな刺激が貢の絶頂を誘った。 「抜くの…、もったいないです…」 「またやればいいじゃん、入れっぱなしだと精液漏れちゃうよ」 優太は慌てて貢の中から自分を引き抜いてゴムを取った。 「ありがとうございました…」 優太は座り直して律儀に頭を下げている。 「そんな早く追い出さないでよ」 苦笑いを浮かべて貢が言った。 優太は貢が次も仕事があると思いこんでいるようだった。 「8時ごろに朝ごはん作りに行くからそれまで休ませて」 「そんなこともするんですか?」 「なんでも屋だから」 優太くんて人見知りなのかな、貢は今頃そんなことを思う。 「あの…、これ」 あらかじめ用意していたのか、棚の上から優太は3万円差し出してきた。 決まった値段は設定してない。満足度で客に払ってもらう。 貢はそこから1万円を受け取った。 「学生には大金だよ。これだけもらうね。ありがとう」 「‥いや、あの」 「ん?」 「まだ…‥、したいから」 顔を真っ赤にして優太がうつむきがちに呟いた。
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