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如月鬼堂は買い物をして大概は珠洲のレジに並んだ。顔だけではなくスタイルも好みである。
隣のレジに並んだ時に後ろから珠洲の腰から下を良く観察した。制服のパンツに包まれても脚の綺麗さが充分に確認出来た。
美人なのに親父の客がレジの合間に話しかけても丁寧に答える。親父私に何よ。他に並べばよいのにと邪険な態度はしない。
「私は」
「広瀬さん。大き過ぎるネームプレートが目立つからね」
「ああ。やっぱり彼女見ていたのですね」
姉の珠洲がやんわり追求する。
「あのおばさんだらけの価格破壊スーパーの中では目立つよ」
「ああ。おばさんって言ってはいけないのよ」
「そうらしいね。悪い時代になった。でも君らの事をおばさんとは言ってないからいいだろ」
「ううーーん。そうね」
瀬里菜は可愛く納得する。
「凄いSM小説を書く如月先生ですよね」
「そうゆう話」
言うをゆうと発音するのは古い世代に多少存在する。
「私たち全部読みました」
「そう。君たち二人はどういう関係。ただの友達。兄弟」
「義姉妹です」
「ほう」
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