SadoのSM小説 最期のSM小説家 第一幕 義姉妹と荒井枝里

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 「それが良い」  「そんな」  「羞恥を晒すのもプレイの範囲でサービスのうちだよ」  「ええーー。お願いします」  荒井枝里は追い詰められた表情で膝を着いてごねる様に主張する。  如月鬼堂は何としてもこの女の局部の汚れを観察したい。  「駄目だ」  「お願いします」  「マネージャーこんな事言っているぞ」  「枝里さん。躰を傷つけるようなことではありません。羞恥はお客さんに従って下さい」  マネージャーは強い口調である。  荒井枝里は泣きそうな表情で如月鬼堂を見上げる。  如月鬼堂はその躰に腋の下から両手を差し込む。腋を持ち上げて立たせる。そして瀬里菜の渡す縄で手首を縛り合わせる。  荒井枝里はパニックを起こした表情で周りを見回す。マネージャーや編集、同姓の儀姉妹にまで見られている。  編集も女である。汚れは同性に見られる方が辛い。  そしてマネージャーはこの場に論外である。何でこいつに無料で見られるのか納得が行かない。  如月鬼堂は荒井枝里の両手を上に持ち上げて縛る。縛った縄を天井のフックに通して爪先立ちに成るまで躰を引き上げる。そのままフックに固定する。
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