SadoのSM小説 最後のSM小説家 第十一幕 銀行襲撃SMバイオレンス

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 ただ現政権を叩けば。自分らが政界に蔓延りたいだけの戦法と言える。そしてこれまで限りなく経済の足を引っ張ってきた。  しからば経済疲弊で倒産が続出してコロナの死者以上に自殺者を作って良いのか。イエス、ノーで答えろと言いたい。  中小零細企業、中小零細のホテル、旅館、店舗は一生かけて築いてきた。それが雀の涙以下の協力金で自粛要請の一言で潰される。  集団訴訟するべきである。  夜の街関連というが風俗業はもっと厳しい。これが疲弊すれば経済及び秩序を底辺から崩す。  明るい話題は将棋だけである。  如月鬼堂の越後湯沢のマンションである。  館山弁護士と荒井枝里、福富麻次郎が訪れていた。  「いつまで税金と国債で賄おうとするのかな。いまこそニューディールのフランクリン発言の様に紙幣の増刷を制限しない対策が必要だ」  如月鬼堂は怒りに滾っている。  「無理ですよ。与党はこのままなし崩し。ある程度根幹を救って。ある程度は已む無し。財政の健全化優先です。野党は感染対策一辺倒です」  福富麻次郎も苦しい。不満は如月鬼堂以上である。
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