SadoのSM小説 最後のSM小説家 第十一幕 銀行襲撃SMバイオレンス

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 感染集中地域には置かれてない如月鬼堂のファッション喫茶。それでもいつまた自粛の波が襲ってくるとも限らない。  現在もオンライン営業と半々体制である。  瀬里奈が熱海まで野村未来也弁護士、野崎卓郎弁護士を迎えに行き送迎してきた。  館山弁護士を座長に集団訴訟の打ち合わせである。  既にお茶、コーヒーではない。珠洲と瀬里奈がビール、日本酒を好みに合わせて置いてゆく。  本日は際どい衣装を一歩後退して赤系のミニワンピースである。  それでもこの二人は充分に悩殺する。ストッキングは履いてない。  そして二人とも悩殺を愉しんでいる。  集団訴訟はもっと参加店舗を集めてからと成った。その後はデリバリのミニ会席で食事を摂り飲みながら雑談である。  「本来一審無罪となったら釈放のままなのだが。再拘留となった。何とも交渉が大変だよ」  野崎卓郎弁護士がぼやく。  「検察にそんな権限が有るのですか」  如月鬼堂の質問である。  「検察ではなく。二審の裁判所が決めます。『被告人が罪を犯したことを疑うに足りる相当な理由』と言う事です」  館山弁護士が説明する。  聞いていて珠洲は密かに納得する。
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