SadoのSM小説 最後のSM小説家 第十一幕 銀行襲撃SMバイオレンス

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 「マスコミはこぞって自粛を唱えます。経営が破綻すると悲鳴を上げる業者が大多数です。そんな中で国は直ちに緊急事態宣言には至らないとの見解です」  本多椿も股間を押さえてショーツを脱ぐ。  アシスタントが小さな前布を渡す。腰に紐を廻して縛る。前布は僅か幅十センチ長さ十五センチくらいである。  辛うじて股間をぎりぎり隠している。視聴者は画面に釘付けにならざるを得ない。  本多椿を何回も指名してプレイで総て見ている会員でもそこに目が集中する。  「鬼堂先生。こっちに対する先生のご見解は」  「これで補償なき営業自粛を呼びかければ倒産してくれと言うようなものです。自治体はそっちの点で無責任です」  「では先生は感染拡大しても自粛には反対ですか」  如月鬼堂はもう感染拡大は防げないと強く主張する。そして以下の様に締めくくった。  これ以上部分的でも営業自粛を要請すれば経済の疲弊と連鎖倒産は防げない。  新規無制限な増紙幣を行なって完全な売上ベースの補償を収益の落ち込んだ全業者、企業に行なえば経済は守れる。  そこまでやっても感染は一時的に治まっても自粛要請を解除すれば再度感染は拡大する。
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