水槽

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 次の日、俺はまた屋上に行った。  理由は彼女に会うため。  しかし、彼女はいなかった。少し待ってみたが来なかった。  帰る途中、とても暑くて骨の髄まで溶けそうだった。  次の日も、そのまた次の日も、翌週も、そのまた次の週も。  ふと死ぬなら水槽がいいと、死ぬなら自殺がいいと、そう言った彼女の少し寂しげな顔が頭にフラッシュバックした。  かと思ったら、俺はもうすでに走り出していた。  なんで走ってるのかはわからない。  でも、  「ハァッ、、ハァッ、、!」  ただ、  「ハァッ、、ハァッ、、、!」  今走らなかったら、もう二度と会えないような。  「、、、、クッ!ハァッ、!」  そんな気がしたんだ。  行き先は病院。  不治の病の病気を扱える大きな病院なんて、この辺には一つしかない。  痛い。痛い。痛い。  肺が裂ける。喉が焼けて、嗚咽が漏れる。運動不足で、四肢がもう千切れそうだ。
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