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週に何回か借りに来て、八割がたディスクが入っていない。
わざとか?わざとなのか!?わざとなんだな!!
日渡は同じマンションの四階に住む美容師。
奴の勤める店は、四軒向こう…
嫌!!ってくらい近い。
客の何人かを食ったとか食わないとかの噂のある、所謂「イケメン」
こっちはお近づきになりたくないが、やけに向こうは親しげだ。
仕事だから仕方ない…
登録されている奴の番号に電話する。
「もしもし…日渡さん!?」
『ほーい!サチオくん?どしたのぉ?予約?』
「しません。ディスクがまた入ってないんですけど!ついでに返却日3日過ぎてます。延滞金も発生してますから、ディスク持って来てください」
『え?そうだっけ?でも今日は無理~』
えへらえへらしやがって…
「別にかまいませんよ。延滞金が増えてくだけですから」
『なんだよぉ~、サチオくん冷たいなぁ。今日は管理人さんの予約入ってるし…』
なに?
管理人さん…ってことは由良様か!?
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