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「嫌です!僕も明日は休みですから!!」
『え?休みなの?じゃあ、デートしよう!』
「はぁあ?」
『デート!』
「誰と?」
『ボクと!』
「誰が?」
『サチオくんっ!!』
「ありません、できません、したくありません!!!」
言うや否やボチッ!!と音がするくらいの勢いで、切ってやった。
なんだって毎度毎度…
ナニが面白いのか、こうやって人をからかって喜んでやがる。
「おはようございます…。また日渡さんですかぁ?」
ふぅふぅ…と上がった息でいると、事務所にバイトっ娘がやって来た。
お前もかっ?お前も人のココロを読むのかっ?
「そんなにビックリした顔しなくても…。事務所の外まで聞こえてましたよぉ。チーフがそんなに興奮する相手は日渡さんくらいじゃないですか。またデートにでも誘われたんですか?」
「なっ!?ナニを言う!向こうもこっちも男だよ?全くふざけるにも…」
「良いじゃないですかっ!!」
うおっ!?
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