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確か、マンションの賃貸契約の時に、屋上には立ち入り出来ない…と言われていた。
部屋を下見に来た時も、Rの所にはカバーが付いていたような気がする。
行けない所にエレベーター必要ないのに変だなぁと思ったので覚えている。
荷物を部屋に置き、また下へと降りると、派手な黄色いスポーツカーの横に女性が一人。
今時珍しい染めていない綺麗なロングの髪に思わず見とれた。
「ねぇ、家具とかちゃんと収まった?」
「え?あ、僕…」
首からタオルをかけ、つなぎなんか着てるからアルバイトかなんかと間違えられたようだ。
まじまじと切れ長な目で見つめられて、心臓がバクバクと駆け足を始める。
「あ、ごめんなさいね…。貴方も今日引っ越しされたの?私、最上階に住む管理人の加地由良です。(まぁ、管理は全部管理会社がしてくれるみたいだけど…)よろしくね」
とてもセクシーな声で、にっこりと微笑むと、部屋で指示しなきゃと言いながらマンションの中に入っていった。
歩くたびにぷりんぷりんと動くお尻が…すごくキュートだ。
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