○月△日(木)

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今時のJC(中学生女子をそう言うんだ…とバイトに教わった)だって、あんなに照れ臭そうに頬を赤らめモジモジすることはないだろう。 そんなヤロー共の間を縫って、威風堂々・ぷりんぷりんと彼女は棚を物色する。 何人かは彼女を盗み見して良からぬ事を企んでいるようで、気が気じゃない。 ススス…と彼女の背後に1人が進んだ! 止めろぉぉぉ…と叫び出しそうになるのを堪えて、事務所を飛び出し、彼女のもとへと駆けつけた。 …が、ウタマロの手前で足が止まった。 いつもならあり得ないことに、中から朗らかな談笑する声が聞こえてくる。 「あら?これがオススメなの?へぇ…『華道家の憂鬱~剣山責め』痛そうねぇ え?貴方のオススメはこっち?『スカイツリー快楽ツアー~天国に一番近い場所』…ふぅん、デジカメで隠し撮り風なのね」 楽しそうな輪の中心にいたのは、由良様だった…
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