桃と俺

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俺と彼女は、愛し合う。 結婚して何年経っても、俺は彼女が好きだった。 大好きだ、愛している。 毎日、毎朝はもちろん毎夜、24時間365日ずっと、彼女に惚れている。 永遠に、惚れ直して、惚れ続ける。 もう離せないし、離れて欲しくない。 俺は、彼女の首筋に噛み付いて、皮膚を吸う。 たくさんの赤い印をつけて満悦し、甘い欲望の赴くままに彼女のぬくもりを堪能する。 いつまでも、いつまでも、愛している。 そして、愛し合おう。 甘い桃の香りに包まれて。 the end .
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