絶叫餓狼昇竜秘孔拳、はじめました

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絶叫餓狼昇竜秘孔拳、はじめました

こんにちは! 僕の名前は、豆山豆の助! 最近新しいマッサージ店が出来たと噂を聞いて隣町にやってきました! 日頃疲れている僕はその噂のマッサージ店にやってきたというわけさ! 確かここらへんなんだけど、どこだろう? …ん? 『絶叫餓狼昇竜秘孔拳(ぜっきょうがろうしょうりゅうひこうけん)、はじめました』 … なんだろうあののぼりは… ……、あれじゃない…あれじゃないよな………うん… …違う…、あれがマッサージ店なわけ…… 「新装オープンのニューマッサージ店だよー!らっしゃいらっしゃーい!へいへーい!へいらっしゃい!そこの人!疲れてない?やっちゃうよ?ちゃちゃっとやっちゃうよー!?」 アレだぁー!(絶望) やばいよ、なにあの二の腕パンパンの人…、あの人がやんの?しかもなに?ぜ、絶叫餓狼昇竜秘孔拳ってナニ、技名なの?おかしいよ、マッサージ店の出すのぼりと技じゃないでしょ、なに冷やし中華はじめましたみたいに書いてんの、ご丁寧に覚えてたてのルビまで付けてさ!それで客来ると思ってんのかよ、というか新装オープンなの?それとも新店舗なの!? 「お、そこの人!いい絶望感出してるね!うちの師匠の技受けてかない?誰もが絶叫するよ!」 やべぇ!絡まれたぁ!! じっと見てんじゃないよ、なにやってんの30秒前の僕!戻って殴りてぇ!!ちくしょう!! 「はは……、い、急いでますんで、じゃこれで」 「いいじゃない!いいじゃない!ちょっと、ちょっとだけだからさ!さっと受けて、そしてささっと急げばいいんだから!ね?」 なに“さっと受けて”とかさらっと言ってんのこの人、僕死ぬんじゃない?その技受けたら僕死ぬよ?しかも絶叫はすんの?なにそれマッサージなの?っていうかこの人さっきっから何言ってんのか全然わかんねー! 「いやでもあの…」 「安くするよー、半額!ね?超半額だからさ!よっしゃ、やっちゃお!ね!?1名様入りまーす師匠!1名様ー!!」 「ちょ!おま!引張んないでください」 やば!マッチョこえー!ていうか力強っ!もげる!右肩もげるわ! 半ば強引に…、いや、強引に店内に引きずり込まれた僕、果たしてどうなる?! いいから次のページだ!→→→
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