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実際、喫茶店に行って話してみると、彼女の家は金に困っていることが分かった。現在、彼女は中学3年生なのだが、ててなし子で母の収入だけでは高校に行けないと言うのだ。そこで私は思い切って言った。
「脱いでくれるなら学資分出すに吝かでない」
この言葉に彼女は雄心沸々と言うのか漆黒の瞳を爛々と輝かせ、やる気を示すも不安は隠せず躊躇った。
「絶対、変な真似はしない。さっきも言った通り下手なことは出来ない身分なんだからね。大丈夫さ。お母さんには援助交際とかいかがわしい仕事じゃ決してなくて画家のモデル料よと言ってお金を渡せばいい」
結局、彼女がOKしてくれたので私たちは待ち合わせ場所を決め、携帯の電話番号を教え合い、土日の都合のいい時間に私のアトリエで相対することになった。
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