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 私はデッサン、ペインティングを繰り返す内、彼女と親しくなると、彼女を愛ちゃんと呼ぶようになった。で、愛ちゃんは他の女の子に比して何が違うって言葉遣いが今時珍しく非常に綺麗なのだ。何しろ流行り言葉を全然使わない。昨今では大人が若者言葉を平気で使うようになり、むっちゃとかすごっとかめちゃくちゃとかいう形容詞を挙って使い、大人であっても餓鬼みたいになったが、彼女は女子高生になってからも餓鬼言葉はおろかスラングもまるで使わない。それに声も綺麗だから大人らしいと言うか、既に大人の色気を持っている。何もいやらしい意味ではなくお母さんの躾が行き届いているからだろう、物腰に気品があるのだ。日本女性が後生大事にすべき現代の女性に欠けている魅力が横溢しているのだ。お陰で私はロリ趣味から目覚めることが出来た。  他の女の子は遊ぶ金欲しさにアトリエに来るから私は遠慮なく脱がせたし、彼女らは喜んで脱いだが、愛ちゃんはそんな理由でアトリエに来るのではないし、彼女らと違って軽薄ではないから私は当初、愛ちゃんを脱がせなかった。愛ちゃんが私を信頼するまで待とうと思ったのだ。要するに安心して脱げるようにしてやりたかったのだ。しかし愛ちゃんは女子高生になってからアトリエに訪れること三度目にして私に多大な恩を感じていた為だろう、自分からきっぱり言った。 「脱がないでいいんですか?」  そう聞かれてはこう言うしかなかった。 「脱いでくれるのかい?」  愛ちゃんは婀娜っぽく微笑んで頷いた。  丁度、鯉登りの季節で私の興奮のボルテージは鰻登りに上がり、彼女はそれを察したらしく猶も嬌笑しながらTシャツを脱いでブラ姿になった。Tシャツを着ている時から胸が大きいことは分かっていたが、その谷間を見て私の興奮は最高潮に達した。他の子とは比べ物にならない深い谷間。そして恥じらいながらブラを取り胸を露にした時、私はそのめくるめく展開に目をぱちくりさせ、目から鱗が落ちる思いがした。今まで胸なんか別に大きくなくても細くて可愛けりゃいいと思っていたのだが、これだ!こうでなくちゃいかんとその美しさに感動しながら覚醒したのだ。それは大きいだけでなく形が実にそそるものがあったからに相違ない。整い過ぎていると作りものみたいな気がして味気なくなるものだが、垂れていそうで垂れていない、そのギリギリのところで留まっている感じが何とも刺激的なのだ。これでもうちょっと絞れば、ほんとにいい女になるだろうと私はつくづく鑑賞しデッサンしながら思ったものだが、愛ちゃんは私の心の内を読んだものか私の期待に応えてくれた。つまりシェイプアップにシェイプアップを重ね、高校を卒業する頃には大きい胸を形のいい儘、更に大きくして尚且つ頬が程よく削げ、腰も程よく括れ、手足も程よく細くなってほぼ私の理想形になってしまったのだ。で、私はもう他の女の子には目もくれなくなり愛ちゃんも前々から私のことだけを好きになってくれたから私たちは堂々と交際するようになった。勿論、私は他の女の子を家に呼ぶことはなくなった。
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