113人が本棚に入れています
本棚に追加
不意に、後ろから抱きしめられ、何も言えなくなった。
「やっと逢えた…」
いつもなら、しっかりした口調で話す君が、呟く様に小さく言うから、無性に泣きたくなって……
ただ、無事で居てくれた事が嬉しかったのは確かで……
「俺の事を好きなんだろ?」
そう聞かれた時には、私の身体はベッドの上に俯せで倒されていて、背中に君を感じていたんだ。
されるがままの私。
1つになった時に、君が言葉にしたのは、初めて聞いた弱さ。
最初のコメントを投稿しよう!