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夫と別れてからも、家に来ると自分の仕事の事を沢山話してくれた君。
「今の仕事を辞める気持ちはない。誰にでも出来る仕事じゃなくないから」
何気なく『海から上がらないの?』と聞いた私に、君が言った言葉に笑いで返した私は、どう映っていたのかな?
いつだって、目を反らさず、話しをしていた私と君。
それが当たり前で、海から帰って来たら、君が家に来るのも当たり前だったんだ。
でも、それは私と君との間の中だけで、世間は違った。
わざと君に会わない様に仕事をハードに熟し、神戸から尼崎に引っ越しをしたのは、全ての縁を切る為。
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