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「お前の兄貴が送ってやるって言ったから、その、他の連中と一緒に送ってもらったんだ」
「それだけ?」
刈谷の問いに、俺は、小声で言った。
「それ以上、何があるってんだよ」
「兄貴とキスしたんだろ?雅人」
俺は、驚いて、刈谷を見上げた。
刈谷の目が俺を貫く。
「答えは?雅人」
「それは・・」
俺は、ごくりと息を飲んだ。
「無理矢理・・」
「したんだ」
刈谷が、俺に覆い被さってきて言った。
「この前まで処女だったくせに、もう、他の男を咥え混むなんて」
こんなときでも、刈谷の声は、俺をぞくぞくさせる。
「淫乱」
俺が刈谷に言い返そうとして口を開いたのを刈谷は、唇で封じた。
「んぅっ・・」
刈谷に激しく口中を犯されて、俺は、呼吸ができずに苦しくって喘いだ。だが、刈谷は、俺を離そうとはしなかった。俺は、刈谷に責められて奴の胸元を叩いた。
やっと、刈谷が俺から離れる。俺は、体を折って、咳き込んだ。
その俺を脇に抱えると、刈谷は、玄関のドアを開いて家の中へ入ると上がりかまちに俺を横たえさせ、俺の上にのし掛かると言った。
「あんたの飼い主が誰か、しっかり、その体に教えてやらなきゃ、だめみたいだな」
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