白蛇の土地神

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 山々を分け拓くように流れる川の近くに、人口が五十にも満たない小さな集落があった。  その集落では時折、純白の蛇が目撃されていた。その白蛇が現れた年は実りが多く、狩猟も栄えたことから、“白蛇の土地神”として根強く信仰されることとなる。
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