しずく

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しずく

雫が落ちるたび、気持ちの中に溜まっていく。 彼の人への思い。 もうどれだけ時間がたったのだろう? この器が満たされれば、私の願いが叶う。 あの人は誰にも渡さない。 やっと雫の落ちる音が聞こえなくなった。 あなたは私だけのもの。
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