夏だ!海だ!海水浴で大暴れ

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航平が遠泳に行き、代わりに奏太が浮き輪を押して遠くに連れて行ってくれ、海の中を覗いたりと堪能できたので海の家に戻ると、味噌汁のいい匂い。 「腹減ったな」 「誰が作ってるんだろう」 「あ、田中さん!」 「田中さん?」 「うちの執事というか……」 挨拶をして話を聞くと、いきなり呼ばれたとのことで、味噌汁とおにぎり、焼きそばとフランクフルトを用意したので、それも販売すると言う。 「頭いてぇ……」 「どうした奏太。薬いるのか?」 「結月さん、何でもかんでも勝手に決めるのやめてって言ったよね?」 「そ、そうだな……あはははは」 そう言って逃げようとするので車椅子で通せんぼをすると、「悪い悪い」と言って、戻ってくれる。 「とりあえず、昼は爺のご飯で我慢してくれ。かき氷もあるし、アイスと飲み物も数種類用意してある」 「とりあえず食べよう。田中さん、あと一人遠泳から戻ってくるから」 「かしこまりました」
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