夏だ!休みだ!○○で絶叫だ!

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「もう1回乗るか!?」 「僕無理!航平ちゃんなんで乗ってなかったの?ずるいよ!」 「誰も見てなかったから、乗り込んで反対側に降りて隠れてた!」 「俺も逃げればよかった……」 「久々に乗りましたが那智、大丈夫です?」 「平気に決まってるだろう!」 そう言いながら背ける顔色は少し悪い。 「座って待ってましょうか」 パラソルの下に座ってもらい、航平とノアを連れてドリンクをもらいに行ってみんなに配っていると、満足そうな顔をした三人が戻ってきて、次はバイキングだと全員強制で連れていかれる。 「俺、守りの魔法陣の中に居たい」 「僕も五芒星の中に居たい……」 冬弥とノア、が残ると言う代わりに、ルーカスとニコルが乗ることになり、二組に別れて向かい側になるように乗り込む。 「なんで僕、結月さんの横なの?」 「面白いから?」 「お前なぁ、雪翔が可哀想だと思わんのか?」 「全然?それより那智、お前の息子、乗り物が嫌いなのか?」 「は?」 二人の会話を聞いて、向かい側に座っているルーカスとニコル、航平と冬弥に秋彪兄弟を見ると、カチンコチンに固まっている航平。 「結月さん、航平は絶叫系嫌いなんじゃない?」 「奏太、それを見るのが楽しいんだろう?」 何を言っても無駄だと思っていると、ブザーがなりゆっくりと動き出すバイキング。
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