愛の賛歌の書

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「果てしない思いを描いて」 果てしない思いを描いて 私は切ない悲しみを覚えていた 君の口唇(くち)から生まれる (ウイ)の声 愛の言葉は限りなく美しい 私の冷たい心を癒す君の手は 銀の魚より細く小さく 私は限りない愛を込めて握る 刹那に生まれる私の情熱を 君は知らない 私は久遠のさなかに 顫音(せんおん)を聞きそして憔悴してゆく 一輪の華
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