私の三世諸仏。

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そういえば、中学生の頃、秀才な女の子から、恐い、と言われたことがあった。なぜかはその頃、解明出来なかった。霊媒師の卵だったからかなぁ、とか。ね。 1ヶ月も経たないうちに、ようやく開放病棟から脱する事ができた。閉鎖病棟にも1ヶ月いたが、夜中トイレに行くと、幽霊が横並びに並んで立っているように見えたので、その日は、ベッドにオネショをしたのだった。なぜ私には、こんなんばっかり、とか思ったが、今では、霊界とは、仲良しだ。 と、いうのも、私は女の陰陽師でもあった。しかし、厄介なことに、女で、あるがゆえ、陰陽道で、修行することもかなわず、神様からのお告げの儀式も果たされない。何とも、やるせない思い。神様に頼み、今は神様に降りて来て頂き、お金を渡し、事は済ませてもらっている。皆、人生のお金をためている。人間も、神も、変わらないなぁ、と微笑ましい気持ちだ。 前世の天台宗の法名も残っている、と聞いた。こんな何だか胡散臭い話は、NHKでは、取り扱ってくれないのか、と。しぶしぶ悲しい思いで、しょんぼり空を見上げる。私、前世5回頑張ったんだ。 神棚に手を合わせどしたのは、20歳に入ってから、つい最近の事だ。しかし、私は、そういえば、ガードがしっかりしていると、周知のせいか、怪しい宗教に勧誘されたことがない。ラッキーだ。 多分自分が大物に生まれたのは、神様がご褒美にゆっくりしろと、華と龍という本に出てくる、オカベさんという大親分がいたこの家を選んだのだろう。なんと、オカベの親分は、お坊さんが20人程お葬式のときにやって来られたとか。びっくりだった。大親分というのは、今でいうヤクザである。昔のヤクザはカッコいいらしい。なんだか、シリアスな話をしていたのに、笑い話になりそうだ。 なにが、ヤクザはカッコいいかなぁ。呆れる。私はヤクザの子孫であり、ヤクザなのか?と思い、私はヤクザではないと思う。しかし、親族は、暗黙の了解で、ヤクザの種を残せと言っているように見えた。実際、工藤会は、オカベさんの弟が作ったらしい。私には、工藤会なんて恐ろしい集団は、無縁であって欲しいが。 私には5つ善行を積んだ前世があった。キリスト教だった頃、悪い事がしたい、といい、雷が落ちたらしい。今考えると、近所迷惑甚だしいと思う。神様からの話によると、ミカエルの星や魔王の星があるらしい。神様は、こんな私を馬鹿と言っておられるが。 頭の中でペラペラと人と会話をするのも、初心者にはオススメ出来ない、精神科医によると、昔、ギリシャ神話の時代は、頭の中で話をしあっていたらしい。 私の気付きは、おそらく的確かと思われる。頭の中で話す事に目覚める事じたい、間違いだと思う。 私なんて、頭の中で話す事でなんと、統合失調症と診断された。当初は、健常者をやめなけばならないショックでいっぱいで、泣いてばかりいた。 何より心残りなのは、おじいちゃんが入院中に死んだ事だ。人々からやられて、ズタズタになった姿を見て、ショックだったのか、おじいちゃんは亡くなった。世間は恐ろしいけれど、くよくよしていられないし、おじいちゃんも報われないだろうから、頑張って治そうと、当時は思った事だ。 そして、私はいまだにこんな人生にびっくりして、空いた口が塞がらないのだ。いまだに。
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