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ヤンキー救命士に言われたのだ。
「見た目」だってその人の一部だと。
だからこそ、見た目をきちんとできない限り、私が「選ばれる」ことはない、と。
私は枕元のノートPCを立ち上げた。
就活はよく、恋愛に喩えられる。
その例で言うなら、私は真夏の初デートにウールのセーターを着て現れたも同然なのだ。
夏服を買おう。
それはきっと、時間をとってくれている相手への礼儀でもあるはずだから。
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