EPISODE2:ミミとの遭遇

5/6
前へ
/14ページ
次へ
「でも、普通、ぬいぐるみは動いたりしゃべったりしないのにゃ。 夢じゃなきゃ、ふしぎなんだにゃ。 ミミ、お外をお散歩してたにゃ。 そしたら、動いてるクマさんのぬいぐるみを見つけて、夢の世界かにゃと思って見ていようとして、ついつい寝ちゃったのにゃ。」 「でも、寝ている間に見るのが夢だと思うよ。 でも、これは夢じゃないよ。 だって、ボクが動いてるのはホントにホントだもん。」 「じゃあ、ホントに夢じゃないのにゃ? ちょっと試してみるのにゃ。」 そう言うとミミがほっぺたをムニューとつねった。 ただし、なぜかととのを。 「あっ!!」とプーのすけが声を上げるのと、ととが「痛ッ!!」と叫ぶのとほぼ同時だった。
/14ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4人が本棚に入れています
本棚に追加