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カナダのお金
ご存じだろうか。
カナダのお札は、すごく薄いプラスチック製でできている。
5ドル、10ドル、20ドル、50ドル、100ドル札がある。
しかも、もし100ドル札が新品だったら、メープルシロップのほんわか甘い香りもする(はず)。今では滅多にお目にかかれないけど。
プラスチックだから、一度、きつく折り目をつけると、なかなか真っ直ぐになってくれない。
さらに、炎天下の中、車のダッシュボードの上にお札をおいたら、溶けたという事件もあったらしい。(普通、そんなところにお金を置かないよね)
さらに、ものすごく戸惑うのが、これ。
1¢(セント)硬貨、廃止になっている。(1円みたいな存在)
だから、1¢,2¢は、切り捨てられるから、1ドル2セントだったら1ドルだけ支払えばいい。
しかし、3¢、4¢は切り上げられて、5¢になる。
1ドル3セントになりますと言ったら、1ドル5セントを支払わなければならない。
もうわかると思うけど、さらに、6¢、7¢は5¢に。
1ドル7セントだったら、1ドル5セントでいい。
8¢と9¢は、切り上げになる。1ドル8セントは1ドル10セント。
これ、レジで自動的に切り捨て、切り上げになればいいけど、そうはならないから混乱を招く。
それをするのは現金で支払うのみだから。
クレジットカードならきちんとそれだけ引かれるということ。1¢コインがないだけで、1¢を払わなくてもいいわけじゃない。
今まで私はカードしか使わなかったから、現金のおそるべく混乱を知る由もなかった。
やっと慣れてきたけど、すごい国だと思うよ、カナダって。
今の20ドル札には最近のお年を召したエリザベス女王のお顔。お札の人が生きているってことは、新しく刷り直すと皺が増えていくんだ。
これってすごいことだなと感心する。
今はもう出回っていない2ドル札、持っているけど、そこにはかなりお若い顔のエリザベス女王が。本当にきれいな人だと思う。
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